コーポレーションネットワーク 社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす


社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす
社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす

ジャンル:
セールスランク:90306 位
発送可能時期:通常24時間以内に発送
参考価格:¥ 2,520 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。


基礎から応用まで明快な概念

マーケティングからもっとも無縁と思われた公共部門(=いわゆる「お役所」)への理論の枠組み提供と実践的ケースの紹介が本書の趣旨。大前提となる「顧客第一主義」の徹底、そもそも「市場」があるのかさえ正面から検討されなかった分野での「市場細分化」「ターゲット戦略」「4P(もうこれ自体古い、との意見もみられるが)戦略」「モニタリング」を順序だてて解説したうえで、コトラーにありがちなアメリカ国内の事例のみにとどまらず、世界中の豊富な成功例をふんだんに紹介。「ソーシャル」「インターナル」など新しい理論も盛り込み、官、民、NPOなどすべての組織の最終目標は「顧客満足度の上昇」であり、お互いが垣根を越えた連携を模索すべき、という結論はコトラー・マーケティングの集大成の感あり。
大変失礼ながら出版社、訳者ともほとんどなじみのない名前なので、「直訳」「ブツブツ」「ハッタリ系」を心配したが杞憂であった。内容をかなり深く理解した上での丁寧な仕事はとてもわかりやすかった。今後、御社の日本語の出版権、翻訳権獲得(特にマーケティング系)に期待します。
人、社会を動かすための手法=マーケティングの本

内容としては、通常は「民間」で使われ、パブリックセクターとはあまり関係ないと思われがちなマーケティングを「公共サービス」においてどの様に進めていくか、PDCAをどの様に回していくかにつき、実例に即しマーケティングの基礎的な部分から解説されている。
そのため、タイトルをみるとパブリックセクター関係者向けの印象があるが、マーケティングを使ってどの様に顧客を動かし、行動してもらうか、と言う点で民間企業従事者にも非常に参考になる本だと思います(多くの人にどうしたら「動いてもらえるか」と言う点で参考になる事例が多いです)。  

他人(特に多数の場合)にどの様にコミュニケーションを取り、動いてもらうかと言う点で悩みを持っている方には特に一読をお薦めしたいです。
お役所の方にはぜひ読んで欲しい

「マーケティング」という言葉は使う人や場面によって様々な意味合いで使われること
が多く、その本質的な意味合いを誤って捕らえている人が多いのが実態。
そもそも直訳の日本語がないこと自体が、その本質をとらえにくいことの象徴です。

昔から言われていることですが、本来マーケティングは民間の営利企業だけでなく
政治・スポーツ・NPO・公共サービス・恋愛などにも適用可能。

とは言うものの、実践の事例・実績としても学問・研究としても、最も発展している
のは民間企業。
その民間企業におけるマーケティングの知恵を公共サービスに活かそうというのが本書の
主旨です。

ということで、民間の企業においてマーケティングを学び、実践している人からみれば
「何を今更あたりまえのことを・・・」という内容だと思います。
比較的細かめな改善・成功事例がたくさんあったこともあり、マーケティングの本と
言うより、QC活動の業務改善事例集に近いのでは、とさえ感じてしまいます。

でも、内容がわかりやすく、民間企業以外の公共サービス等の事例も多く載っている
ので、民間企業以外に所属するマーケティング初心者には読むに値する本だと思います。
とくにマーケティングの「マ」の字も知らない、お役所の方にはぜひ読んで欲しいです。
社会をより良くするには?

民間企業で使われてきた「マーケティング」の手法を、行政機関や公共サービスで活用することを提案している本。

サービスを提供する側と受ける側がWin-Winの関係になるユニークな事例が数多く紹介されており、興味深かった。

公共サービスはもちろんだが、企業としても市民や地域・社会のニーズに応えていくことが必要であり、
それが個人の生活の向上と社会の発展につながると改めて考えさせられた。
CSRを考えていく上でもヒントになると思う。

マーケティング理論の基本的な解説にもかなりのページが割かれており、知らない人にとっては、マーケティング理論も学べる一冊で二度おいしい本。
既にご存知の方にとっては、ちょっと割高感があるかも。
マーケティングで社会を変えられるか?

モノやサービスが売れる仕組みを作るというのがマーケティングの一般見解ですが、本書はこのマーケティングが公共機関にも十分適用できるということを示した本です。

すなわち、モノやサービスの購買のみならず、
・どうしたらシートベルトを着用してもらえるのか?
・どうしたらエイズ問題を認知してもらえるのか?
・どうしたら水の消費量を減らしてもらえるのか?
などの市民(=顧客)の行動に対してマーケティング手法を当てはめることで、社会全体のベネフィットを向上させることが可能であるとしています。
マーケティング手法自体はごくごく基本的の内容ですが、むしろ高度な理論ではなく、その基本的な内容を公共機関で実施することで「社会が変わる」ことができるのだと感じました。

一方、残念な点としては、
・基本的なマーケティングの説明にそれなりのページを割いてしまいやや冗長
・日本の事例が少ない(クールビズについてちょっと言及されてました)
などですが、民営化や官民連携が注目される最中でもあり、関係者でなくともぜひおすすめしたいと思います。



英治出版
社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する
芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング
感情マーケティング―感情と理性の消費者行動
ソーシャル・マネジメントの時代―関係づくりと課題解決の社会的技法
社会起業家という仕事 チェンジメーカーII






会議の教科書 強い企業の基本の「型」を盗む!

粉飾の論理

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈2〉 (集英社文庫)

不思議の国のM&A―世界の常識日本の非常識

決済システムのすべて

社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす

組織の〈重さ〉―日本的企業組織の再点検

ソフトウエア企業の競争戦略

IT経営可視化戦略―経営目標達成へ導くナビゲーター (ITCA専門知識認定研修教材)

イノベーションの本質



         
         

         制御設計
         

Copyright(C)コーポレーションネットワーク